遠藤源一郎さんは、農薬や化学肥料を使わない田んぼでメダカと一緒に育てた〈仙台メダカ米〉を栽培しています。農薬や化学肥料を使わない栽培は手間がかかりますが、様々な生き物と共存しながら農業を行いたいという一心で栽培を続けています。

食べてもらえる人に喜んでもらいたいという気持ちから、少量多品目で様々な野菜を栽培しています。近隣のカフェ〈風と手と土〉では、〈イチオ農園〉として朝収穫したばかりの新鮮な野菜を店先で販売するほか、ランチメニューにも野菜が使用されています。

ニンジンの栽培に特に力を入れており、年間10品種ものニンジンを栽培している代表の佐藤 好宣さん。農園名の由来は、農で心と体を“満”たし、作る人も食べる人も作物も健やかであってほしいという想いが込められています。3団体の福祉施設等と連携して障害者の就労支援も行っています。

東日本大震災の津波で大きな被害を受けながらも、その年の6月には水稲の作付けを再開するなど、地域の農業復興に貢献してきました。2021年には優れた業績により農林水産祭天皇杯を受賞しています。自家栽培の米を使った〈おにぎり茶屋ちかちゃん〉の運営も行っています。

珍しい西洋野菜やカラフルな野菜を栽培する萱場稔さん、妙子さんご夫妻。稔さんは東日本大震災後にサラリーマンを退職してから独学で栽培方法を勉強し、今年で就農11年目になります。栽培する新鮮な野菜は、飲食店でも多数使われています。

東日本大震災で大きな被害を受けた若林区荒浜地区の農家が集まり、「農業からスタートし、荒浜という地を活性化させる」を目的に組織した法人です。米を中心に、大豆やネギなどを栽培しています。

東日本大震災で被害を受けた荒浜を「もう一度、人々の笑い声と笑顔が集う場所にしたい」という想いから開園した観光農園です。年間8品目150品種以上の果物を栽培し、1年を通して旬の果物狩りが体験できます。

祖父の代から続く農業を継ぎ、就農して15年となる山田祐太さん。夏は枝豆を中心に、雪菜やホウレンソウなど少量多品目の野菜を姉弟で栽培しています。消費者に信頼される農家を目指し、直売所や飲食店など自分自身で販売先を開拓しています。

仙台生まれの若手生産者グループです。「地元のために何かしたい」という想いから、脱サラして就農しました。今朝採り枝豆、ブロッコリーなどの栽培や、自分たちの栽培した野菜を使ったサラダを提供する店舗〈oluolu〉を運営するなど、地域を盛り上げるために活動中です。

若林区沖野で300年続く農家の11代目である丹野隆啓さんを中心に、家族で米や野菜、花を生産しています。「心にもからだにも優しい」をコンセプトに、農薬や化学肥料を使用しない栽培に取り組んでおり、市内で唯一有機JAS認証を受けています。

カラフルな西洋野菜や、伝統野菜を少量多品目で栽培している相原さん。約15年前に娘さんがスイスに留学し、現地で野菜の栽培を学んできたことがきっかけで西洋野菜の栽培を始めました。飲食店からの信頼も厚く、市内の有名ホテルのレストランでも野菜が使用されており、直接買い付けに来る料理人も数多くいます。

江戸以前より続く農家の16代目である勘一郎さん。その野菜の美味しさから、レストランのシェフも多数農園に訪れています。美味しい野菜が育つのは、米ぬかを発酵させた肥料や、廃菌床を原料にした堆肥など、たゆまぬ土づくりの成果です。

「食べて笑顔になる野菜を届けたい」を理念に、ご夫婦でレタスや雪菜などを中心に栽培しています。特に力を入れているレタスは鮮度の落ちやすい野菜ですが、しばさき農園では収穫したその日のうちに市場へ出荷しているので、鮮度抜群です。その美味しさから、県内外のホテルや飲食店からも多くの注文を受けています。

「秋保を”無農薬の里”に育てたい」という想いから、秋保大滝近くの里山で40年以上無農薬、無化学肥料栽培に取り組んでいる佐藤茂さん。寒暖差の大きい地域で育てた野菜は、味の濃いしっかりとしたうまみを感じることができます。

3代目の柴田耕太郎さんを中心に、秋保温泉のほど近くで酪農と和牛繁殖を営んでいます。直営の〈KOMOREBI gelato〉では、搾りたての生乳を使ったジェラートを提供しており、お店には地元食材を使って「秋保をもっと盛り上げたい」という地域への想いが込められています。

〈秋保在来そば〉や米、大豆、野菜を栽培しています。秋保在来そばは、古くから秋保町で作付けされていた在来種のそばで、一部の農家でわずかに残っていた種を少しずつ増やし育ててきました。秋保町の清らかな空気と冷水が育んだ、素朴で味わい深いそばです。

国際NGOで農業指導をした経験から有機農業に魅了され、2006年に就農した渡辺重貴さん。自分や家族が安心して食べられる美味しい野菜を作りたいという想いから、農薬・化学肥料不使用で年間約80品種の野菜を栽培しています。

富沢地区で代々農業を営んできた庄子農園。料理人からの依頼で様々な作物を栽培していくうちに、珍しい西洋野菜など少量多品目の野菜を年間100種類以上生産しています。口コミで評判が広がり、東京の有名フレンチレストランでも野菜が使われています。

農家の4代目である小池さんは、脱サラして2008年に就農しました。「妥協しないこと」を信念に、栽培する野菜や米の味を日々追求し、野菜ソムリエやお米ソムリエ、白米ソムリエの資格も取得しています。近隣の中学校の職業体験を受け入れるなど、食農教育にも力を入れています。

泉ヶ岳のふもとで、米や原木しいたけを栽培しています。熊谷農園の米は、すべて農薬や化学肥料を従来の半分以下に減らして栽培する「環境保全米」の認証を受けており、原木しいたけは干ししいたけの品評会で農林水産大臣賞を5度受賞しています。

肥料や農薬を使わない自然栽培で米の栽培を行っています。栽培する品種は、つや姫や、ササニシキの親にあたるササシグレという珍しい品種も。販売する米の人気は県内だけに留まらず、東京でも販売しています。